女の子だけど一人称が「俺」気にしなくていい？

「K’s club サロン」は、発達外来クリニック医院長・小児科医である河野政樹ドクターと特別支援教育のスペシャリストである小野隆行先生によるQ＆Aが発信されるオンラインサロンです。
サロン内では皆さんからドクターに質問することも可能です。
本ページでは、K’s club サロンでの質問と回答を一部紹介します。

今回の質問は、下記のものです。

小学2年生　女子
自分のことを「俺」と言うのですが指摘するとますます言いそうだからスルーしています。気にしない方がいいですか。

□河野ドクター

気にしない方がいいですね。自分のことを「俺」というのは男の子女の子もいるんですよ。まずは、遊んでる相手を見てください。男の子と遊んでいるのか、女の子と遊んでいるのか。発達障がいの女の子で男の子と遊びが楽しいと感じる子はかなり多いです。

なぜかというと男の子と遊んでいる方がリアクションが明確で感情がわかりやすいからです。
そうして気づかないうちに男の子と同じような話し方をしていることが多いです。

それは結局人に関心があるかないかでいうと、関心があり人の話を聞いているから「俺」と言ってしまっているということです。
そのため人とたくさん遊んでいるクラスほどよく起きます。

なので人に関心を持っていて、遊んでいる子が主に男の子なのであれば、それは様子を見あげてください。
そしてママごとなどの女の子遊びを少しずつおうちで教えてあげてください。

女の子とも遊べるようになった時に、一人称の呼び方が変わってくるのではないかと思います。

〈ドクター〉

河野政樹（虹の子どもクリニック院長）

〈引用〉
K’s club サロン
K’s club サロン：発達障がい関連グッズ