オープニング動画配信開始です

「障がいとか、障がい者とか、正直ほんの少しも興味ないし」という方にこそ、この動画を見ていただきたいです。

私自身、障がいとか、福祉とか、そういうものに興味関心がありませんでした。前職の小学校現場にいて、特別支援教育とか、発達障がいとか、もちろん勉強しました。仕事ですから。その中で、実践もしました。たくさんの教員の前でそれらをテーマにしてお話ししたこともあります。
でも、気に掛かる分野でなかったことは確かです。
自分の半径5m以内でそういう方とコミュニケーションを取る機会がほとんどなかったですから。知的、身体、精神障がい、様々な障がいがあると知識はありましたが、それを活用する機会は数えるほど。知る必要はなかったですし、知ろうともしていませんでした。

そういった中で、一人だけ、障がいのある方と出会いました。全盲の小学校教員一井鳴海先生です。私の先輩。元々は健常者。病気がきっかけで全盲になりました。志半ばで交通事故で亡くなりましたが、先輩との出会いが、私にとっては障がいを知る本当の意味での初めてのきっかけだったように思います。その先輩が話していました。
「俺、こうなるまでは障がいとか考えたこともなかった」
彼だけの言葉ではありません。後天的に障がい者になった方の多くが同じことを話しています。対談に出てくださった中野さんも同じことをお話しされていました。

私、健常者だから関係ない。

確かに「今」はそうです。でも、何があるかわかりません。厚生労働省の発表では、現在日本の人口の約7%の方が障がい者だそうです。潜在的には10%を超えているのではないかとも言われています。病気、事故、そういったもので途中から障がいがあるという状態になる方もいます。他人事のようで、他人事ではないのが障がいの話です。

もしも、自身に、家族に、障がいのある方がいたり、後天的にそうなったりした時。まず考えるのが、これからのことです。生活は?仕事は?様々なことが頭をよぎります。

障⇔障継承プログラムは、そういったこれからの中でも「仕事」にフォーカスを当てています。働いて生きること。多くの健常者にとって一般的なこのことが障がいがある状態になるとそうではなくなります。自分や家族が生活していくのに必要なお金を稼げない場合が多いのです。誰かから頼られて、責任を負って、一生懸命に働く場そのものがないことも多いのです。

障がいや、彼らが働いて生きていくこと。そうしたことを興味深く知るきっかけになる動画です。期間限定での公開。本日より開始します。ぜひ、のぞいてみてくださればと思います。

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