発達障がいのお子さんが中学校を卒業された後、 相談機関はどこになりますか?
発達障がいのお子さんが中学校を卒業された後、
相談機関はどこになりますか?
「K’s club サロン」は、発達外来クリニック医院長・小児科医である河野政樹ドクターと特別支援教育のスペシャリストである小野隆行先生によるQ&Aが発信されるオンラインサロンです。
サロン内では皆さんからドクターに質問することも可能です。
本ページでは、K’s club サロンでの質問と回答を一部紹介します。
今回の質問は、下記のものです。
中学校までは小児科医や事業所の方、学校の先生に相談するのでしょうが、
高校生や18歳以上になったら、どこに相談するのでしょうか?
また、受診科は心療内科に変わりますか?
河野先生のような専門の先生がいない地域ではどのようになるのでしょうか?
□河野ドクター
中学校の卒業後、発達障がいのことについてどこに相談したらいいかということですが、まず一番簡単な答えは、どの都道府県にも発達障害者支援センターというものがあります。また、全国の政令指定都市にもあるはずです。
ですので、そのような場所に相談するとよいでしょう。
これは、相談内容や悩みの状況などにもよります。例えば、就労に関しての悩みなのか、あるいは本人の特性で困っているのは親なのか本人なのか、それから学校が続けられないのか、仕事が上手くいかないのか。
相談窓口というのは、私(河野ドクター)のところでしたら、何でもオールマイティーにあります。しかし、それぞれの得意分野があり、各都道府県にはその得意分野に合った医療機関や相談機関、支援機関などがあります。
そのことを考慮すると、まずは各都道府県あるいは政令指定都市の発達障害者支援センターに訪問し、そこで相談します。その上で、相談内容によってどこの機関へ行けばいいかというのを伺うのが、一番正しい答えになるのではないでしょうか。
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※本記事の内容は「K’s club サロン」の一部です。お子さんの発達や障がいなどについて、さらに詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
〈ドクター〉
河野政樹(虹の子どもクリニック院長)