はばたけタケルチャンネル様へのインタビュー【体験談】
本日、はばたけタケルチャンネル様のタケルくん(重度知的障がいと自閉症のある)と、御家族(内木さん家族)に、インタビュー件、これからの社会を担う若者に障害について深く知ってもらう為に船曳紘矢さんと越智さんの3人で、お会いしに行きました。
船曳さんは、今までほとんど障がいのある方との接点が無く最初、知的障がいとは、なんとなく怖い人。自閉症とは文字の通り自分を閉ざし、暗い人。というイメージを持っていました。
そんな中まずは、月に数回タケルくんとユズル君が通われているというトランポリン施設(チームシェアト)に向かい内木さん家族とご対面。軽く自己紹介をし、実際にトランポリンのしている姿を拝見させて頂きました。僕がタケルくん達がトランポリンをしている姿をほぉほぉと見入っている中、隣から「え、めっちゃ元気やん笑」と、船曳さんの一言。話を聞くと「想像と違う。」と言い放ちました。僕は人が20年間抱いてきた考えが、ものの数分で変わる瞬間を目撃しました。この言葉で僕は、船曳さんを連れてきて本当に良かったなと思いました。
その後、実際に僕達3人とも本格的なトランポリンに乗らせていただきました。お二人共上手に飛べていましたが、僕は典型的な小鹿型との事…笑。次は鹿になれるように頑張りたいです。
そしてトランポリン施設の見学も終わり、一緒にどうですか?と誘われていた和食レストランに御一緒させて頂きました。
船曳さんと僕は、タケルくんとユズルくんの隣に座らせて頂きました。タケルくん何を頼んだんだろうも気になっている所にお子様ランチが2つ届きました。お子様ランチ頼んだんだと思った瞬間2つとも、タケルくんの前へ。これにはとても驚きました笑。訳を聞くと、いつも2つ食べるとの事。僕らのご飯も届き、食べながらお父さんに質問する事にしました。
「最初に知的障がいがあるとわかった時の心境は?」
お父さん曰く
「当初知識はゼロだった。でも子供を授かると決めた以上何があっても責任はとるという覚悟はあったから障がいがある、無いと分かったからと言って特に変わったことは無い。」
どの親御さんでも知識がない状態で子供が障がいがあると分かったらどんな形であれ悩むという方は多いと思います。そんな中お父さんの眼差し、思い、子供が産まれる前から決めていた覚悟を聞き、僕は凄い、、と震えました。船曳さんも関心を受けている様でした。やはり話し方や実際に子供と接する姿を見て、より言葉に重みが増したのだと思います。
お父さんとお話した後、次はタケルくんとお話してみる事に。やはり、まだ会って間もない為か言葉でのコミュニケーションは難しかったです。船曳さんも難しい様子でした。ただ、僕は言葉だけがコミュニケーションの手段では無いと知っています。表情、動き、仕草を駆使し直ぐに膝枕が出来るほど仲良くなれました笑。
ご飯を食べた後運動がてらにタケルくん達と公園に遊びに行くことにしました。子供の体力には驚かされます。さっきまでトランポリンであんなに動いてたのに元気満点。直ぐに公園にある自由に使える自転車などに乗り、気がつく頃には見えないくら位遠くへ笑。一緒に散歩をしながら歩き終わった後、今度はYouTube運営、また障がいに関わるお仕事をされているお母さんにお話しを聞く事に。
「何故、まだまだ風当たりの強いであろうSNSに息子さんの障がいについて発信しようと思ったのですか?」
「私が始めた時には重度の障がいのある人のYouTuberがいなかったため、他の障がいのあるお子さんのいるご家庭に目安になればと思い始めました。」
誰も始めてないことに対して自分が先駆者になるという勇気は並大抵では無いはず。ですがそれ実行し、続けることによって今の姿があるのだなと感心しました。その後もいくつか質問をし、取材は無事終わりました。
今回の取材は、今まで障がい者と接する機会の無かった人達に少しでも話す機会を設け彼らの事を少しでも知ってもらうという事を目的にしています。今、僕ら大学生の世代の人は障がおのある方と関わらなくても何不自由無く暮らすことが出来る時代です。ですが、昨今障がいのある方の割合が増え続ける中、将来必ず彼らと関わる時が来るはずです。そうなった時に障がいについて知らない、なんとなく怖いという思いではいけないはずです。彼らの事を深く知ってもらい、何が好きで何が嫌いで何に興味があるという彼ら自身をもっと良く見てもらいたいと思っています。障がい者として見るのでは無く、○○さんとして。そうすればなんとなく怖い等無意識の差別が減っていくと信じています。これからも、もっともっと彼らについて知ってもらうためのきっかけ作りをしていきたいと思います。今回取材を快く受けてくださった内木さん家族、チームシェアトの皆さんありがとうございました。