天畠大輔さんと介助付き就労についてズーム交流

天畠大輔さんとズームをする機会をいただきました。トヨタ財団さんの紹介です。

天畠さんは、14歳の時、急性糖尿病で倒れ、その際に医療ミスにより四肢麻痺になりました。視覚にも障がいがあり文字の認識はほとんどできない状態とのことです。コミュニケーションは「あ・か・さ・た・な話法」と言われる合図を介助者に送りながら、意思疎通を図る方法です。
立命館大学大学院で博士課程を修了し、現在は、㈱Dai-job highを運営する傍ら、立命館大学にて重度身体障がい者の当事者事業所や介助付き就労にまつわる当事者研究を行っています。加えて、一般社団法人わをんの代表理事等もされています。

今回は、天畠さんと一般社団法人わをんの嶋田さんに障⇔障継承プログラムの紹介をし、介助付き就労について様々なことを教えていただきました。

介助付き就労は、今の日本では想定されていないことです。ですから、重度身体障がい者は働くことができないということがベースの考え方。でも、そのベースを超えて、現場働いている方は多くはないが実際にいます。働きたいという思いを叶えること、介助が必要だから不採用というのなくしていくこと、1人で全部できなければダメだという考え方から抜け出すこと、社会の一員として役立つこと。こういったことを叶えるのが現在の仕事だ、と教えていただきました。

もう一つお話をいただいたのか「青春の視点がない」ということ。どうにもならないほどのエネルギーをどこにぶつけたらいいかわからなくて、楽しくも、葛藤し、充実しながらモヤモヤする。そのような時間は、誰にだって必要だと思います。それがない。この現状をなくしていくことも大切だ、と。

私たち障⇔障継承プログラムのテーマは「働いて、生きていく」。そのテーマと共通するところが多くあるお話になりました。

しばらくの間はお忙しいとの事でしたが、また取材にお伺いさせてほしいという話を快く受けてくださいました。実現の時が楽しみです。

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