他者との違いを愛として受け入れる大学生

私は実家から大学に通う22歳の大学生です。私の3歳上の兄はダウン症を患っており、今も一緒に住んでいます。

まず、兄がダウン症を抱えていることは、私たち家族にとってただの一部に過ぎません。父が背が高い、母はよく笑う、それと同じように兄がダウン症であるだけです。
家族に障がい者がいない家庭からは、あまり理解されない感覚かと思いますが、その違いが私たち家族の形です。兄が持つ独自なペースや、世界観を理解していくことで、私たち家族はは兄のことだけでなく、お互いをより深く尊重し合うようになりました。

兄はいつもボロボロになったお気に入りのぬいぐるみと一緒に遊んでいます。
そんな兄のことは「可愛いな」と思うことが多いです。彼の純粋な笑顔や、大きな声で人形遊びを楽しむ姿は、私にとって兄でありながら、歳の離れた弟を見ているようです。
兄のいつでもポジティブなエネルギーは、私に元気をくれています。

障がいに対する考えは、兄と関わっていく中で大きく変化していきました。小さい頃は、兄のことを恥ずかしいな、嫌だな、と思うことも多くありましたが、違いがあるからこそ、そこを補うようにお互いに支え合い、理解し合う大切さを学びました。私は兄の存在を通じて、他者との違いを恐れず、むしろ受け入れ、愛することの大切さ知りました。

兄が持つダウン症に焦点を当てず、彼自身を愛し、尊重することが、家族関係をより深めるにあたって大切なことだと気づきました。違いを乗り越え、共に笑い、泣き、成長していくことが、私たちにとっての家族の真髄なのだと思います。

これは私たち家族だけに限らず、違いを愛として受け入れ、共に生きることが、より豊かな社会を築く第一歩となると私は考えています。
このコラムを通じて、障がいを抱える方々への理解と尊重が広がり、彼らが持つ個性や可能性がより多くの人に知られることを願っています。

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