都道府県・指定都市で1点しか選ばれない作品

福岡の放課後等デイサービス「イージスシールド」の見学をさせていただきました。

 

博多駅から地下鉄唐人町駅へ。15分程度で到着です。ペイペイドームのすぐ近くらしく、試合の帰りは混むという案内がたくさん貼ってあります。駅の階段を登ると、すぐにイージスシールドに到着。駅徒歩0分。時間は17時。少し日が長くなってきたので、この時間でも外は明るいままです。

 

事業所に入ると、すぐそばに額が置いてあります。バトンパスの絵。誰かが描いたのかなと思いつつ、一旦はそのままにして、事業所内を見渡します。

 

3名の子どもたちがいます。

「こんにちは」

こちらが言うよりも早く、中学生の女の子が元気に挨拶をしてくれました。にこにこです。集中して作業をしていた残りの2名もこちらを向いて、

「こんにちは」

よく通る声です。このくらいの年齢だと恥ずかしがったり、言えなかったりすることも多いのですがいい挨拶です。

 

それから、子どもたちへの指導内容や職員の皆さんの考え方などを教えていただきます。

 

「絵が上手いんですよ」と言われた男の子がいました。「佐々木くんです」鬼滅の刃の絵を描いているところでした。確かに上手いです。紙の下にイラストを敷いて、上からなぞったのかな、と思って聞きました。違うとのこと。ネットで調べて、写してはいるけど、なぞっている訳ではないと。とてもそうは思えないくらいの出来栄えです。その様子も見せてもらいました。ペンが止まらず、どんどん描いていきます。「すごっ」と思わず声が漏れてしまいました。

 

それを聞いていた佐々木くん。スッと席を立って教えてくれました。「これもです」入口にあった額の絵。それも彼でした。

 

見ると『内閣府:令和3年度「障害者週間のポスター」都道府県・指定都市推薦作品』と紹介文があります。「もしかして内閣府のHPに載っていますか?」と聞くと「載っていますよ」と教えてくれました。

 

後からホームページをチェックすると、確かに載っています!エリアからたった1点しか選ばれない作品に自分の絵が選出される。これって何度もあるようなことではありません。

 

私は素人ですけど、その絵や鬼滅の刃の絵、他にも数点見せてもらって、もしかしたらもっとたくさんの賞をとったり、選ばれたりして、みんなのことを楽しませるのかな、なんて思っていました。もしよかったら皆さんも内閣府のHPを見てみてくださいね。中学生の九州地方ということで、ちょうど最下部にドーンと載っています。すごいです。

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