「出口からの支援」という言葉。

初めて理解しました。
すごい考え方です。
これを私に教えてくださったのが、発達障がいを専門とする広島県の 河野 政樹 ドクター。
放課後等デイサービスイージスの開所式後にご一緒しました。
保護者や学校の先生、福祉関係者は「入口からの支援」を行うことがほとんどです。
今、目の前にいる障がいのある子どもや大人を見て、そこからできる支援を考えます。
あいさつができなければ、それを教えます。
暴言があれば、それを止めます。
仕事ができなければ、できるような仕事を提供します。
長所をより伸ばし、短所を減らす、あくまで無理のない指導。
もちろん、これも一つの方法です。
河野ドクターがお話くださった「出口からの支援」は反対です。
ゴールの設定があります。
就労です。
どのような仕事を目指すのか。
ここからスタートする支援です。
農業の仕事であれば、1日立ち続けることができる。
その上で、野菜の種子や苗を植え、肥料をやり、虫を取り、雑草を抜き、収穫し、洗い、運び、詰める。
そのために必要な技能が何かを教える。
できるようになれば働ける。
逆算の考え方です。
これを放課後等デイサービスで取り入れると、プログラムそのものの信頼度が高まります。
医療、教育、福祉、そして企業。
全ての要因がカチッとはまった上で、この考え方が定着すれば、就労がグッと近くなります。
様々な障がいがある子どもや大人が働いて生きていくという環境が整備されていきます。
といったことが、理論だけではなくて、実践で行われていく。
今回、この考えを教えてくださった河野ドクターは、12月公開の障⇔障継承プログラムポータルサイトでの「発達障がいQ&A」に全面協力してくださっています。
来月になれば、例えば次のようなコンテンツを文章で読むことができます。
「発達障がいは生まれつきではなく、家庭環境等が影響する?」
「僕って障がい者と言われた、どうアプローチしたら?」
「怒らなくても大丈夫」
もちろん、これだけでもすごいのですが、それを動画で閲覧できるサイトもあります。
光の虹オンラインストアにある『KZ CLUB SALON(ケーズ クラブ サロン)』。
河野ドクターが主催するサロンです。
保護者や教育、医療、福祉などの様々な発達障がいに関わる皆さんが質問を出し、それに先生が答える。
自分自身がたった今持っている悩みを答えてもらえるので、心の底から役立つ実感を得られます。
また、過去動画では、他のどなたかの悩みを自由に閲覧できるので、自分のことのように感じながら情報を得ることができます。
障⇔障継承プログラムでは、『KZ CLUB SALON』のような他に類を見ない機関とのネットワークを様々に構築しています。
そのスペシャルなネットワークそのものを提供する唯一無二のサイト。
本ページとともに『KZ CLUB SALON』もぜひ覗いてみてくださればと思います。

https://hikarinoniji.supersale.jp/community/

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