聖菓、聖樹、生誕祭?

聖菓といわれたら何のことかわかるでしょうか。また、聖樹といわれたら?

前者はクリスマスツリーのこと。後者はクリスマスケーキのことです。

ちなみにクリスマスを漢字にすると降誕祭といいます。

これらは俳句の冬の季語になっています。明治時代に作られたそうです。確かにクリスマスっていう言葉を使ってしまうとそれだけで5文字です。

このクリスマス。初めて俳句で読んだのは正岡子規だといわれています。

臘八のあとにかしましくりすます

臘八(ろうはち)は、仏教行事です。それが終わると、クリスマスが賑やかにやってくるといった意味です。かしましいと使っているので、あまり好印象ではなかったのかもしれません。

その後に正岡子規は次のような俳句を詠んでいます。

八人の子供むつましクリスマス

少し印象が変わったのでしょうかかしましいから、むつましいへ。

もうすぐクリスマス。文字のままのイベントを伝えるだけではなく、少し違う視点から子どもたちに伝えてあげるとよいかもしれません。

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