困難を克服し自分の良さを見つける
私は発達障がいの傾向のある大学生です。ADHDの特性を抱え、日々さまざまな困難に立ち向かっています。
昔から朝の起床や課題提出が難しく、大学生で一人暮らしを始めてからは特に悩むことが多くなりました。
生活していくうちに、自分自身の様々な特性に気づいていき、しんどいこともたくさんありました。ですが自己分析とそれに合わせた工夫をしていくことで、私なりの大学生活を切り開いています。
朝起きることは、他の人にとっては簡単な日課かもしれません。ですが私にとっては大きな試練です。
アラームを何度も鳴らしても、その度に「もう五分だけ」と思ってしまうことが日常茶飯事。これを乗り越えるために、私は自分に合わせたルーティンを築きました。アラームの音を変えたり、寝る前はスマホを見ずにリラックスする時間を取ったりと、たくさんの工夫をしてみました。朝起きることに失敗したときでも、次の日に向けて新しい方法を模索し続けることが大切だと学びました。
課題提出もまた、私にとっての難題の一つです。
ADHDの特性からくる集中力の低さや計画性不足が、期限に追われる中で顕著に現れます。この課題に対しても私は様々な工夫をしています。今一番自分に合っていると感じているのは、スマートフォンのタスク管理アプリです。課題ごとに優先順位をつけ、具体的なスケジュールを作成することで、焦らず効率的に取り組むことができます。
この工夫は、大学生活を乗り越える一番の助けになっています。
日々の生活には苦悩はつきものです。他の人が当たり前にこなすことが私にとっては難しく、その違いに時折心が折れそうになります。計画的に行動することが難しいため、友達との誘いを断り続けてしまったり、、など自分自身に対する苦悩は今でも多いです。それでも、自己分析を通して、自分の弱点を知り、それを克服する手段を見つけることで、日々の生活に前向きに取り組むことができています。
大学生活において、私のような発達障がいを抱える学生は少なくありません。その中で、自分なりの方法で戦い、成長していく姿勢を大切にしたいと思います。私の苦悩や工夫が、同じような状況にいる仲間たちに少しでも勇気や希望を与えることができれば、それが私の大きな喜びとなります。ADHD傾向のある私が感じることは、困難を克服する喜びと、その過程で見つけた自分だけ良さです。