いきなりゴールではなく、その過程がやっぱり大切

いきなりゴールを目指すのではなくて、そのステップというか、過程というか、そういうものを考えていくのが、やっぱり大切だなと思いました。

今回の山形県への帰省でつないでいただいた県会議員さんとの話からです。山形県が進める「障害者トライアル雇用事業」について教えていただきました。この事業は、ハローワークに求職登録している障がい者を対象として、3ヶ月程度のお試し雇用をして、そこから継続した雇用へ移行することへのきっかけをつかむものです。

障⇔障継承プログラムの説明で、企業から本当に求められる仕事をして、適正といえるような給与をもらう障がいのある方がいらっしゃいます、といったことをお伝えしました。

その次の議員さんの話で、「山形県ではそこまで進んでいないからな」という話がありました。「もちろん一部の企業ではがんばっているけれども、自治体も多くの企業も、まだまだこれからの部分が多い」とも話がありました。

覚悟を決めて、いきなり正式採用、フルタイム勤務、企業の中核となるような仕事。これも1つの方法です。でも、どうしてもそこまでは踏み切れない。それでもやってみようと思う。そうした場合には、こうした求めるゴールにつながるような事業が活きてくるだろうと感じました。様々なアプローチがあってよいことです。

自治体、学校、企業、福祉、医療。様々な業態が関係する話です。温度差が生じるのは、ごく自然なことです。だからこそ、その温度差を誰かが少しずつ埋めていくことが大切だろうと思います。

その第一歩として、県に4人いる就労支援コーディネーターの方たちとお話する機会をいただけそうです。変わらない、と言っているだけでは変わりません。丁寧に、誠実に、動いていきます。

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